(社)北海道建築士会函 館支部

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2005年11月 3日

ロックウール工業会 ホームページで簡易判別法を掲載

 

【情報公開:ロックウール工業会】

 ロックウール工業会はロックウールとアスベスト(石綿)の簡易的な見分け方をホームページに掲載し、情報を公開している。掲載内容は、指触による見分け方・酸による見分け方・顕微鏡による見分け方・X線回折法による見分け方となっている。
 
 ロックウールQ&A http://www.rwa.gr.jp/HtmlFiles/Frames/FAQBady.html

 アスベストとロックウールの識別法は報道機関が責任問題になることを警戒しているためか、なかなかその周知が促進されず、どちらも似たような吹き付け耐火被服と利用されている現状と相まって、建物所有者・利用者の恐怖心をかきたてる元凶となっている。
 

見分け方

1.指触による見分け方
ロックウール   :掌にロックウールを載せて、指で擦ると粉々に砕け、肉眼で見ても繊維状に見えない。
アスベスト(石綿):掌にアスベストを載せて、指で擦っても砕けず、肉眼で見ても繊維状のままである。

2.酸による見分け方
ロックウール   :酢酸(市販の酢)に溶ける。(完全に溶けるわけではない)
アスベスト(石綿):酢酸に溶けない。(膨潤状態になる)

3.顕微鏡による見分け方
ロックウール   :顕微鏡で見ると棒状であり、しかも繊維は束ではなく繊維径も太い。
アスベスト(石綿):顕微鏡で見ると、繊維が束になっている様子がわかり、しかも単繊維径が細い。

4.X線回折法による見分け方
ロックウール   :非晶質なので、X線の回折ピークは現れない。
アスベスト(石綿):結晶質なので、X線の回折ピークが現れる。

 
 「検査の順番待ち」が深刻な社会現象となっている昨今、一刻も早く簡易的にでも検査を行いたいと考えている方には、これらの簡易な検査方法に関する情報が役立つことが期待される。

 なお、これらの情報の基づく検査は、あくまで簡易的な物であるため、第三者機関への報告が求められる場合やグレーゾーンに属するような反応が得られた場合には、専門の検査機関による検査が必要になることを付記しておく。
 本見分け方は簡易の方法であり、100%ビュアなものであれば比較により見分けることも容易いだが、ロックウールとアスベスト(石綿)の双方について基本的素養がないと、判断を誤る可能性もあり注意が必要だ。
 また、耐火被覆材等の吹付けには、セメント(約4割)等が混合されている。それ以外にも混合物の配合状況によっては、本簡易の見分け方では区別が難しい場合がある。この場合にも専門機関による検査を検討しなくてはならないことは言うまでもない。
 
 専門の検査機関では3.顕微鏡による見分け方と、4.X線回折法による見分け方を併用している場合が多い。いずれも確実な検査を行うためには効果的な手法であるためである。
 検査機関の選定については、(社)日本作業環境測定協会が公開している石綿含有建材中の石綿含有率等分析機関一覧が、一般的によく参照されている。
 
 
関連リンク
ロックウールQ&A
石綿含有建材中の石綿含有率等分析機関一覧

 

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