(社)北海道建築士会函 館支部

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2005年11月23日

姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造事件・波紋広がる。

 

【情報公開:国土交通省他】

 関東圏を中心に業務を行っていた千葉県市川市内の建築設計事務所・「姉歯建築設計事務所」が耐震強度などを計画する主要な設計図書である「構造計算書」を偽造していたことが判明し、国土交通省は11月17日に建築基準法の耐震基準を満たしていない可能性が高い建物について、地元自治体と協議して避難を含めた住民への対応を開始した。
 
 いくつかのマンション・ホテルについては、震度5の地震で倒壊などの危険があるという驚愕の結果が出ており、大規模な補修や建て替え無しで使い続けることは困難な状況にある事が示された。今回公告された21棟のうち、マンション13棟・ホテル1棟はすでに完成済み。4棟が工事中・3棟は未着工。
 
 構造計算書を偽造していた姉歯秀次1級建築士は首都圏のマンションで他の事務所の下請けとして、「構造計算」だけの業務を中心に請け負っていた。姉歯氏は千葉県の事情聴取に対し「コスト削減のプレッシャーがあった」と話し詳しい動機は説明していない。今後姉歯氏には行政処分(免許取り消し等)・刑事処罰(罰金刑等)・民事訴追(損害賠償等)が順次適用されることとなるが、被害総額があまりにも膨大である上に施工会社の倒産(木村建設株式会社。11/22・事業停止、法的手続きを検討)や販売業者の買い取り拒否が報じられるなど、大きな社会問題となっている。

 
 この状況をふまえて
国土交通省では姉歯建築設計・構造設計偽造問題の特設ページを設けて情報公開を行っている。すでに記者発表されている該当物件の公表を含め、国土交通省ホームページ内の関連ページが網羅されている。今後も関連情報が公開されることが予想される。
 
関連リンク
姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造とその対応について

全国の建築士会会員の皆さんへ社団法人 日本建築士会連合会会長  宮本  忠長
建築設計関係3団体による共同記者発表資料

 

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