(社)北海道建築士会函館支部

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青年委員会だより

事務局宛メール

 

2003年12月12日

 佐藤春樹委員:2003年10月25日開催・「第1回 施設見学会及び建築技術研修会」報告書

 

15年度 第1回青年施設見学会に参加して


 平成15年10月25日函館市梁川町にて、脳神経セントラルクリニック新築完成現場の見学会が開催されました。
 函館支部・檜山支部合わせて17名の参加となり、共同設計者の1人である藤島浩一氏による施設説明してもらいました。

 施設概要は、敷地面積960m2、延べ面積499m2 鉄骨造2階建て、身障者用駐車スペースを含む計24台。玄関アプローチは、ロードヒーティング施工
 この建物のコンセプトは 『大人のイメージ』 信頼・安心・癒し と言う事で、待合室には、2階天井までの吹き抜けで、カーテンウォール形式の窓設置によって明るく、開放感のある空間になっている。
 受付けを中央に配置し、左側に診察室ゾーン・右側にX線・CT撮影・MRIなどの最先端設備を配置することで導線の単純化、人の流れが分かり易くなっている。
 また、コンピューター機械室を2階に配置した事により、医師達の機械騒音問題も改良されている。
 玄関のクリーンマット部や検査室の出入口はバリアフリー化、椅子や角柱には木の温もりを利用したデザインを取り入れており、診察前の不安な気持ちを少しでも解消してもらえるような工夫がされていました。
 多目的トイレは、身障者だけでなく健常者にも使いやすい用に些細な点まで配慮してありました。
 診察室では、医師と患者がコミニュケーションを取りやすいように、横並びの診療形態で患者側より写真や画像が見やすいようにと考えられていました。
 次に、各検査室の見学へ
 MRIは、搬入後2日以内に高圧受電・液体ヘリウム(−270度)を施工しないと、ただの鉄の塊になってしまうそうです。作業中は、工具が磁力に吸引されるなど、2次施工の苦労が伺えました。
 今回、特別にMRIの磁力体験をさせて貰え、ドライバーを手に握り締めて1歩踏み出すと手首を返されるほどの磁力で、手を離すと一瞬にして奥の壁まで飛んで行き、普段の生活には無い貴重な経験ができました。
 過去に酸素ボンベが引き込まれた事例があり、電源が落とせない為、大人6人ががりで引き出したそうです。もしも、中に人が居たら...MRI検査の被験者として、原田氏に体験して貰い、他のメンバーは、検査画像を見ながら医師に説明してもらいましたが、アレ...!?と言う事も無く無事終了致しまして、医師もひと安心でした。
 今回、初めて病院建築に触れてユーザー側の利便性とオーナー側の機能性を両立させる事が、いかに大変か改めて考えさせられました。今後も、色々な施設の見学が出来ればと思っています。

報告者:佐藤 春樹

 

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